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2010年8月 3日 (火)

どんふぁん

初登場、ボリビア・エルアルト編のドライバー

僕と安原ディレクターの肩に手をかけてほほ笑む、薄いグラサンをかけたベスト姿のおじさん。

065

「ドンファンさんです」

↑こう紹介されたので、本名も聞かず、最後まで、「ドンファ~ン!」と。

彼が若い頃ブイブイいわしてたかどうかは、さだかではありませんが、ちょいエロトークを小出しにする様を見てると、泣かせた女は星の数程かと。

毎朝、彼がホテル横につけてくれるバンに乗り、ラパス、エルアルトを巡り巡りました。

そして↑後列左、コーディネーター・すずきともこ女史の隣、ビルマさんの故郷を訪ねた帰りのこと。

2009_158

ビルマさんの故郷はアンデス山脈に広がる、アルティプラノと呼ばれる広大な台地。半日程のロケを終え、往路で通った下りの道を登っている時でした。

僕は車中で半分寝てましたが、あれれ、あれれと云う間に車がストップしてしまいました。坂の途中です。

ビルマさんの旦那さん(後列右)が運転するクルマとドンファンのロケ車、二台で行ってたのですが、先を走ってた旦那号が異変に気づいて戻って来てくれました。聞けば、

「クラッチ盤がすべって、坂を登りきれない」と。

周りを見渡せば、地平線も見えそうなだだっ広い大地が広がるだけ、他の車も全く通りません。

2009_156

すわっ、遭難!?

どうすんだ?どうすんだ?ロシア・オイミャコンでも似たようなことがあり(2/8参照)、僕はちょいパニ状態。

そんな、僕を尻目に、ドンファンは車を降り荷台からバナナを出しムシャムシャ。そしてアルティプラノの大地に立ちション。え、なになに、腹が減っては戦はできぬ、ってこと!?

結局、重量オーバーと判断、機材から人間様まで、旦那号に載せられるものは載せて、そろりそろりと半クラすれば、何とか動き出しました。でも、すんなりいったわけではなく、この間、小一時間程。日本の本州もの広さの大地にポツンと取り残されるこの不安感。旦那号はロケ車よりは小さく、牽引できたかどうかはわかりませんが、心細さはピーク、もしかしてヒッチハイク!?なんて考えも頭をかすめました。

この登りを越えた後は、もう、ほぼ下りと平坦な道ばかりでしたので、ドンファンは慎重に運転してくれて無事、帰りつきました。

2009_145

でも、その後、クラッチ盤のすべりを直した様子は一切なく、僕らは次の日からも、ドンファン号で元気にロケに行きましたとさ!

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コメント

荷物に耐えられず・・・だったんですね

その後何事もなく、安心安心でしたね

投稿: ブースカ@メドメドリ | 2010年8月 3日 (火) 06時40分

大地も人の心も広いんですね~。
確かにあの広大な赤茶けた大地は、恐竜の骨が転がってそうですもんね(笑)

投稿: まる | 2010年8月 3日 (火) 07時50分

なんかもう・・限界を超えるほど使い込んでる車なんでしょうね。あっちを走ってる車って。
クラッチ盤すべるって・・・ほっぽどですよ。
でも、それが日常なんですね。バナナ食べちゃうところがたまりません(笑)
それにしても、すごい景色!
不安になるの、納得です。

投稿: 鈴江 | 2010年8月 3日 (火) 12時31分

必殺!大宇宙1人ぼっち!(飲み会で)
的な気分でしょうかw

プチ遭難に近いアクシデントが多いと、どっしりと構える性格にも(なりません

ドンファン氏が、まずはバナナから始まるトコロに突っ込みたくなりましたが自重しますww

投稿: れみにゃ | 2010年8月 5日 (木) 20時48分

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